太陽の坐る場所

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太陽の坐る場所
著者 辻村深月
イラスト 大久保明子(装幀
水口理恵子(装画)
発行日 2008年12月15日
発行元 文藝春秋
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判並製カバー装
ページ数 352
公式サイト 『太陽の坐る場所』(辻村深月・著)|単行本|書籍情報|文藝春秋
コード ISBN 978-4-16-327720-2
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太陽の坐る場所』(たいようのすわるばしょ)は、辻村深月による日本小説

隔月刊小説誌別冊文藝春秋』(文藝春秋)にて2008年1月号から11月号まで連載されていた。

書籍情報[編集]

あらすじ[編集]

高校卒業から10年、毎年開かれてきたクラス会に、女優になったキョウコは今回も出席しなかった。次こそキョウコを呼ぼうと連絡を取ろうとするが、高校時代の苦い思い出が蘇る。

登場人物[編集]

※ 物語の舞台となる学校はF県立藤見高校三年二組、「F県」は東京都に接する田舎という設定。

キョウコ
女優。映画『アマノ・イワト』でアマノウズメノミコトを演じてその演技や踊りを絶賛され、メディアの露出が増える。
半田 聡美
気後れさせるほどの美人。地元の大学に進学し、東京で小さな印刷会社に就職した。劇団『常盤会』に所属する。
島津 謙太
クラス会の幹事。F県内の地方銀行に就職し、東京支店に配属された。
水上 由希
大手アパレルメーカー「ホリー」で働いている。ミーハーな性格で、会社でキョウコと同級生だと自慢している。
真崎 修
フリーのウェブデザイナー。学年で一、二を争う派手な男でクラスのムードメーカーだった。大学も就職も東京だったが、結婚を機にUターン。奥さん(エリカ)はミス・J大の元イベントコンパニオンでかなりの美人。子供はいない。
松島 貴恵
 真崎の元彼女。大学二年までの三年程度真崎と付き合ったが、結局は会社の先輩と結婚し、一度もF県を離れたことがない。類という一人息子がいる。
里見 紗江子
貴恵の小学校時代からの親友。映画の配給会社勤務。
清瀬 陽平
キョウコと付き合っていた隣の三年一組の生徒。何かイベントごとがあると先陣を切る、学年の中心人物だった。
浅井 倫子
高校二年の終わりに転校してしまった元クラスメイト。現在は新潟に住んで二人の子供もいる主婦。
本村 佳代
クラスメイト。高校卒業後も地元の大学に進学し、F県内企業に就職。実家暮らし。
高間
F県の地元テレビ局の女性アナウンサー。
吉田
由希が付き合っていた彼氏。強面。

映画[編集]

太陽の坐る場所
監督 矢崎仁司
脚本 朝西真砂
原作 辻村深月
出演者 水川あさみ
木村文乃
三浦貴大
森カンナ
鶴見辰吾
音楽 田中拓人
主題歌 藤巻亮太「アメンボ」
撮影 石井勲
編集 目見田健
配給 ファントム・フィルム
公開 日本の旗 2014年10月4日
上映時間 102分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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山梨放送開局60周年記念作品。2014年10月4日全国公開。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]