高校教師 (テレビドラマ)
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高校教師(こうこうきょうし)は、1993年と2003年にTBS系列で放送された、野島伸司脚本のTVドラマ。及び、1993年に東宝系で公開された映画。
1974年に東京12チャンネル系列で放送された同名のドラマとは関係がない。
目次 |
[編集] 高校教師(1993年)
[編集] 概要
教師と生徒の恋愛や、同性愛・近親相姦など、当時に問題となっていた「社会的タブー」を真正面から扱った作品として、非常に話題になった。登場人物らの背景に何があるのか、最終回の結末はどうなったのか…など、ミステリ的な要素も織り込んだことも、それに拍車をかけた。
野島伸司の提案により「近親相姦」をテーマとした作品が提案されたが、当初プロデューサーらは嫌悪感を抱いていた。しかし、野島の「ギリシャ神話のような作品を作りたい」という言葉に感銘を受け、直接的な性的描写を抑えた、繊細で透明感のある作品づくりを目指した。なお本作では、羽村と三沢千秋との大人同士のキスシーンを除いてキスシーンがなく、全てそれを連想させる演出になっている。
テレビドラマとしては珍しく、ドラマ撮影前に「シナリオ」が全て出来上がっていた。これにより出演者たちは登場人物の「運命や世界観」を、完全に理解して演技することが出来たと言う。また、シナリオが完パケだった事により、きめ細かな裏設定を実現することができ、前フリを演技で表現できたという。
ヒロイン役の二宮繭は当初、観月ありさを予定していたが、台本の内容に賛同を得られなかったため、桜井幸子に変更された。また、相沢直子の役も、何人かの人に出演拒否された。野島作品の中では唯一、この作品のシナリオだけ「ラストの展開の手直し」が行われたという。
ドラマの中で、繭が「私このお菓子好き」というセリフとともに、ブルボンのエリーゼ(スティック状のウェハースの中にチョコレートが入ったお菓子)が映されて、一時期だが注目された。
高校のロケ地は、日本基督教短期大学である。また、最終回に登場した青海川駅に、一時期ではあるが番組視聴者の来客が増加した。
[編集] 主題歌
主題歌の『ぼくたちの失敗』(唄:森田童子)は旧作だが、この番組で大ヒットとなった。これ以前のドラマでは、売れ線の曲がメインであり、昔の曲を使うことはほとんどされていなかったが、このヒットを契機にして、リバイバルブームが起こった。
[編集] エンディングの解釈
最終話のラストシーンをどう解釈するかについては、いまだ論争が絶えない。また、死亡したとしても、二人がどのようにして命を絶ったのかについても不明であるため、謎の残るラストとなっているが、それが作品にとって絶妙の読後感となっている。
羽村の夢・空想説、繭の幻影・亡霊説…については、知っているはずも間に合うはずもない羽村の乗っている電車に、突如として繭が現れることが理由である。
- 心中説 (最も一般的な解釈とされる)
- 自殺説 (羽村のみ死亡し、走馬灯を見ている)
- 居眠り説 (駆け落ち or 心中にいく途中)
- 羽村の夢・空想説
- 繭の幻影・亡霊説 など。
なお野島伸司らは、1993年の映画用グッズ「高校教師手帳」にて、以下のようなコメントをしている。
- 野島伸司
- 見る人の判断にゆだねたい。死んだか生きているかは、その人の想いに任せます。ただひとつ言えることは、ラストシーン(列車のシートで二人が寄り添う)はハッピーエンドであったということ。二人の生死の決定はもはや作家の圏外で、視聴者が決めればいいと思っている。
- 伊藤一尋プロデューサー
- 生きている。続編はあってもよい。多くのファンがそれを望んでいるのだから。私の立場から言うと、続編はむしろ制作されるべきである。視聴者の声は積極的に取り込むよう大切にしたい。続編の内容については、こんな内容にしたい。まず隆夫は刑務所、繭はその隆夫をひたすら待ち続けるというもの。ひとりの男を気丈に、しかも健気に待つ女性のひたむきで一途な愛を描きたい。ルイジ・コメンチーニ監督の「ブーベの恋人」のように。
[編集] キャスト
- 羽村隆夫 - 真田広之
- 主人公の高校教師。生物を担当しており、一時期バスケ部の顧問もしていた。元生物学者であり、一時期だけ教師をやる手筈だったが、教授の策略により研究室に復帰できなくなる。繊細で温厚な性格、時に孤独な一面を持つ。頼りない性格ながらも良識の持ち主であったが、一生徒である二宮繭と出会い、ストレートでそしてけなげに自己表現をする彼女に次第に惹かれ溺れていく。羽村の少々孤独で頼りないところは、女性の母性本能を擽りヒロインを含め、女性の心を惹いた。
- 二宮繭 - 桜井幸子
- 高校二年生のヒロイン。初対面時から勝手に羽村に運命を感じ、付きまとうようになる。自由奔放な性格の持ち主でどこか陰のある少女であった。突発的な行動をして羽村を困らせることも少なくない。好きな人には、好きと大きくストレートにぶつかり、寂しい時は寂しいと大きく自己表現をする。異常と言えるほど父親から溺愛されており、父を愛する気持ちと逃れたい気持ちとが相反し、大きな陰を抱えている。直子(下記参照)以外に友人と呼べる友人はおらず、クラスでは半ば孤立している。
- 新庄徹 - 赤井英和
- 羽村の同僚の男性教師。保健体育を担当しており、剣道部の顧問をしている。一児の父だが、離婚した妻との間で親権を争っている。熱血肌で古風な人間であり、男に対しては鉄拳制裁もいとわないが、学校以外では温厚である。生徒指導に非常に厳しく、ほとんどの生徒からは恐れられているが、以前は生徒思いで慕われていた。ある生徒とのトラブルから、生徒との間に一線を引くようになる。
- 藤村知樹 - 京本政樹
- 高校でのアイドル的存在の男性教師。英語を担当しテニス部の顧問をしているが、裏では生徒を強引にレイプすると共にビデオに録画し、それをネタに関係を強要するという異常性を持つ。
- 相沢直子 - 持田真樹
- 二宮繭の同級生で、唯一の親友。藤村にレイプされ脅迫されただけでなく、妊娠してしまう。レイプされた事を隠し、一人で悩み続ける。剣道部の顧問である新庄に好意を抱き、次第に助けを求めるようになる。
- 二宮耕介 - 峰岸徹
- 繭の父親。妻を二年前に亡くし、現在は独身。若い頃には有望な芸術家であったが、今は落ち目らしい。何かに怯えるように、娘にすがり束縛しようとする。
- 佐伯麻美 - 中村栄美子
- バスケ部のキャプテン。二宮繭に対して、同性愛的に好意を寄せている。そのために、バスケ部の顧問となった羽村を目の仇にしてイジメを画策する。親の転勤を理由に学校を転校していく。
- 三沢祐蔵 - 小坂一也
- 娘の結婚相手として、助手の羽村を選んだ。羽村の書いた論文を自分のものにした事から目をかけていたが、最終的には羽村を騙すようにして論文の件をうやむやにしてしまう。
- 三沢千秋 - 渡辺典子
- 主人公の婚約者。父の三沢教授により用意された縁談であったが、千秋の浮気が発覚して破談になる。結婚に愛を求めておらず、「束縛しない」という理由だけで羽村と付き合っていた。
- 樋口尚樹 - 黒田アーサー
- 千秋の浮気相手で、羽村の元同僚。
- 坂入主任 - 金田明夫
- 羽村の上司で、学年主任。教育実習生との歓迎会では、かなりセクハラじみた言動をして、羽目を外す。
- 宮原志乃 - 山下容莉枝
- 羽村の同僚で、二宮繭の担任教師。
- 新庄貴広 - 森田洸輔
- 新庄の息子で、小学生。新庄の生徒により、足に障害を負ってしまった。離婚した母親が起こした親権の調停によって、父親と離れて暮らすことになる。
- 羽村和人 - 三浦浩一
- 羽村の兄で、田舎で農業を営んでいる。羽村のために骨をおっており、大学の授業料なども面倒をみていた。自分が農業をしていることや、好きな事ができなかった事にコンプレックスを抱いている。
- 田辺里佳 - 若林志穂
- 物語中盤から登場した教育実習生。羽村の幼児性を帯びた性格に、恋愛感情を抱くようになる。二宮繭に対してライバル意識を持ち、宣戦布告する。
[編集] 放送データ
| 放送回 | サブタイトル | 放送日 | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第01話 | 禁断の愛と知らずに | 1993年1月8日 | 20.4% |
| 第02話 | 嘆きの天使 | 1993年1月15日 | 15.5% |
| 第03話 | 同性愛 | 1993年1月22日 | 15.8% |
| 第04話 | 僕のために泣いてくれた | 1993年1月29日 | 17.0% |
| 第05話 | 衝撃の一夜 | 1993年2月5日 | 19.5% |
| 第06話 | 別れのバレンタイン | 1993年2月12日 | 17.6% |
| 第07話 | 狂った果実 | 1993年2月19日 | 22.0% |
| 第08話 | 隠された絆 | 1993年2月26日 | 25.8% |
| 第09話 | 禁断の愛を越えて | 1993年3月5日 | 25.8% |
| 第10話 | ぼくたちの失敗 | 1993年3月12日 | 28.3% |
| 第11話 | 永遠の眠りの中で | 1993年3月19日 | 33.0% |
| 平均視聴率 21.9% | |||
| 最高視聴率 33.0% | |||
[編集] ストーリー
- 第1話 「禁断の愛と知らずに」
- 大学院助手から不本意ながら、女子校教師になった羽村隆夫…。3学期の始業式の朝、キセル容疑で捕まった女生徒、二宮繭を助けたことから信頼を得る。帰宅する羽村を尾行し、部屋に上がり込む繭。その時、羽村の婚約者の三沢千秋が来訪し、繭は逃げ帰る。繭はある日、千秋が見知らぬ男とホテルに入るのを目撃してしまう。
- 第2話 「嘆きの天使」
- 毎朝、羽村の下駄箱に「助けて」という手紙が入っているが、誰の仕業かわからない。バスケット部顧問になった羽村を慕って、繭も入部してくる。繭の親友の直子は、藤村にレイプされ、ビデオカメラに撮られてしまう。羽村の婚約者である千秋に会った繭は、羽村との結婚は打算だと聞かされる。怒りのあまり繭は、千秋をエスカレーターから突き落としてしまう。
- 第3話 「同性愛」
- 同性愛者であるバスケ部キャプテン佐伯麻美は、繭と親しくする羽村を、様々な手で陥れようとする。レイプされた直子は、元気なフリで登校するが、録画テープをネタにされて藤村から脅迫される。千秋を病室に見舞った羽村は、樋口と千秋の抱擁シーンを目撃し、婚約者に裏切られたことに気づく。
- 第4話 「僕のために泣いてくれた」
- 麻美へのレイプ未遂の噂が広まるが、繭だけは羽村をかばう。嫉妬に狂った麻美は、硫酸を羽村にかけようとするが、かばった繭にかかる。羽村は千秋から愛されてないことを聞き、婚約を解消する。小沢教授から、研究室には二度と戻れないという真相を知らされる。傷ついた羽村は、繭と動物園に訪れるが、感情が押さえ切れなくなり繭の前で号泣するのだった。
- 第5話 「衝撃の一夜」
- 羽村の兄が故郷からやって来て、婚約破棄したことで、兄弟ゲンカになる。自分を見守ってくれる繭に、羽村は愛情を抱き始めていた。鎌倉の海に行くが、時間を気にする羽村に腹を立てる繭は、帰らないと言い張る。最終電車もなくなり、鎌倉の旅館に泊まることになるのだった。
- 第6話 「別れのバレンタイン」
- 羽村との無断外泊で、停学処分を受けた繭。羽村のアパートにやって来た繭の父である耕介は、密告したのは自分だと告げ、忠告する。繭の将来を考え、距離を置こうと決意した羽村は、バレンタインデーに一方的に別れを切り出すのだった。
- 第7話 「狂った果実」
- 羽村に別れを告げられたショックから、盛り場を遊び歩くようになる繭。そんなある日、繭はレイプされそうになるが、風俗嬢の亜弓に助けられる。一方、直子は妊娠していることが発覚し、中絶手術をする。亜弓の自宅に泊まった繭は、翌朝に自殺した亜弓を発見するのだった。
- 第8話 「隠された絆」
- 溝ができてしまった羽村と繭。そんな中で教習生の里佳が、羽村にアプローチする。ライバル意識から里佳は、繭にカンニングの濡れ衣を着させる。羽村は、下駄箱に「助けて」の手紙を入れる繭を目撃する。二宮家を訪ねた羽村は、父と娘の信じがたい関係を目撃したのだった。
- 第9話 「禁断の愛を越えて」
- 繭は、直子のレイプ録画したビデオを見てしまう。繭は藤村のロッカーからマスターテープを盗みだし、新庄の机の上に置く。直子の腫れ上がった顔を見た新庄は、羽村の制止も聞かず藤村に殴りつける。羽村は、その新庄の言動に動かされ、繭を二宮家から連れ出すのだった。
- 第10話 「僕たちの失敗」
- 繭を自分のアパートに連れ去り、羽村はホテルに泊まることになる。連日ストーカーのように電話をかけ、アパートに侵入しようとする狂気じみた耕介。繭と父親との関係がどうしてもひっかかる羽村は、繭に思わずきつい言葉を吐いてしまう。繭と耕介が海外に行くことを知った羽村は、耕介を刺してしまう…。
- 最終話 「永遠の眠りの中で」
- タクシーで自宅に戻った耕介は、2人をかばうため自らに火を放つ。羽村は、繭に一緒に新潟に行こうと約束するが、翌朝一人で姿を消す。しかし、置き去りにしたはずの繭は、同じ電車にいた…。二人で寄り添い、小指に赤い糸を結びつけたまま、静かに電車に揺られるのだった…。
[編集] 高校教師(2003年)
[編集] 概要
「恋愛」と「依存」との違い、が大きなテーマ。
1993年版のリメーク的な要素を持って製作された2003年版であったが、一般には評価があまり高くなく、視聴率も低迷した。その原因としては、1993年当時と比較して「教師と生徒の恋愛」についての世間的なタブー感が薄れていたこと。また、本作は平たく言えば「教師が生徒を騙す話(それも、一般的には極めて悪質とされるであろう内容で)」であったことや、「恋愛と依存の違い」といったテーマがやや難解であり、視聴者の理解や共感が得られにくかったこと、などが挙げられる。
また、最低視聴率を記録した3話の裏では、日本テレビの金曜ロードショーで「千と千尋の神隠し」の地上波初放送で、歴代映画視聴率1位となる46.9%を記録していた。
[編集] キャスト
- 湖賀郁巳 - 藤木直人
- 主人公の高校教師。数学を担当しており、水泳部の顧問も受け持っている。脳腫瘍を患い、余命わずかの運命にある。元は文部科学省の技官として将来を嘱望されていたが、自分の置かれた運命に絶望し、好きな数学に没頭して苦しみから逃避するために高校教師となった。常に感情を押し殺し、あまり表情に出さない。孤独と絶望の中で町田雛と出会い、次第に彼女に惹かれ、依存していく。
- 町田雛 - 上戸彩
- 高校二年生のヒロイン。自らを「どこにでもいる平凡な女の子」と評するものの、非常に明るく健気で、純粋無垢な心の持ち主。孤独な湖賀の心の隙間を埋め、希望を与える存在となっていく。
- 工藤紅子 - ソニン
- 雛の同級生。学校では不良と称されて孤立しており、雛が唯一の親友。悠次にのめり込み、食い物にされる。
- 上谷悠次 - 成宮寛貴
- 紅子を食い物にするホスト。現実世界を単なるゲームと考え、刹那的な快楽を追い求める。紅子を巡って、藤村と対決する。
- 江沢真美 - 蒼井優
- 水泳部の三年生で、悠次の手下。湖賀を誘惑する。
- 手島絵美 - 眞鍋かをり
- 国語の教師で、藤村に好意を寄せている。雛と紅子の担任。
- 村松保 - 大倉孝二
- 絵美に好意を抱く体育教師。
- 藤村知樹 - 京本政樹
- 1993年版と同一人物で、10年の歳月が経過して学年主任となった。自らの過去を悔い、人生に深い絶望を抱いている。紅子を救い出したい一心で、悠次と対決する。湖賀の良き理解者。
- 橘百合子 - 眞野あずさ
- 湖賀の主治医で、男女の関係を持つ。常に冷静沈着。湖賀の孤独を受け入れる母親的な存在であるが、次第に雛への依存を強めていく湖賀に、ある種の危機感めいた感情を抱く。
[編集] 放送データ
| 放送回 | サブタイトル | 放送日 | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第01話 | 禁断の愛、再び | 2003年1月10日 | 14.9% |
| 第02話 | 先生の秘密 | 2003年1月17日 | 12.2% |
| 第03話 | 眠れないふたり | 2003年1月24日 | 6.4% |
| 第04話 | 哀しいデート | 2003年1月31日 | 10.7% |
| 第05話 | 真夜中の対決 | 2003年2月7日 | 10.6% |
| 第06話 | 片想いのチョコ | 2003年2月14日 | 8.8% |
| 第07話 | ふたりが結ばれた夜 | 2003年2月21日 | 10.2% |
| 第08話 | 許せない嘘 | 2003年2月28日 | 13.5% |
| 第09話 | 壊れかけた先生 | 2003年3月7日 | 11.2% |
| 第10話 | よみがえる純愛 | 2003年3月14日 | 8.8% |
| 第11話 | 永遠の愛と死 | 2003年3月21日 | 11.0% |
| 平均視聴率 10.8% | |||
| 最高視聴率 14.9% | |||
[編集] ストーリー
- 第1話 「禁断の愛、再び」
- 高校二年生の町田雛は、平凡で退屈な自分を変えたいと思い、工藤紅子と共に夜の街に繰り出す。ゲームセンターで出会った男のマンションに行くものの、「ただ横で一緒に眠ってくれるだけでいい」という不思議な男。翌朝登校した雛の前に、その男が現れる。彼は新任の数学教師・湖賀郁巳であった……。
- 第2話 「先生の秘密」
- 体育の授業中に頭を打って倒れた雛は、湖賀の付き添いで病院に向かう。そこで、湖賀の余命半年という病状に関する橘医師との会話を偶然耳にしてしまう雛。その内容を自らの病気と思い込んでしまうが、それに気付いた湖賀はあえて否定しないのだった。
- 第3話 「眠れないふたり」
- 自らを余命わずかの難病と思い込んでしまった雛だったが、湖賀はすぐに本当の話を打ち明けるつもりだった。しかしその折、怖くて眠れないという雛の言葉に自分との共通点を見出した湖賀は、真相を言い出すことが出来なくなった。自らの苦しみを完璧に理解し得る存在を手に入れた湖賀の、「実験と観察の日々」が始まった。
- 第4話 「哀しいデート」
- 雛に重大な嘘を付いている罪悪感から、湖賀は雛のささやかな望みくらいは叶えてあげようと一緒に遊園地に行く。江沢の邪魔もあって雛を突き放してしまい、姿が見えなくなった雛を必死に探す湖賀…。
- 第5話 「真夜中の対決」
- 死ぬ前に恋愛がしたいと明るく話す雛。湖賀はそれを自らへの想いと気付かず、甥の正太を紹介する。ふとしたことから、湖賀は悠次に自らの病状を知られてしまう。
- 第6話 「片想いのチョコ」
- 湖賀への気持ちを支えにして、懸命に明るさを保つ雛。しかし、湖賀は雛の気持ちを受け止めようとはしない。ある晩、湖賀を驚かせようと部屋に隠れていた雛は、湖賀と橘のセックスを目撃してしまう。
- 第7話 「ふたりが結ばれた夜」
- 次第に雛を愛しく思うようになっていた湖賀だったが、雛の気持ちを受け入れてはならないと自らに言い聞かせる。湖賀に拒絶され、半ば自暴自棄になって正太と結ばれようとした雛を前にしてようやく雛の存在の大きさに気付いた湖賀は、ついに雛と結ばれる。
- 第8話 「許せない嘘」
- 雛との愛を通じて、湖賀は穏やかな幸せの中にいた。その幸せはいずれ破綻が訪れることも忘れ…。悠次に湖賀の病状を聞かされた雛は、湖賀を疑うことへの罪悪感を抱きつつも、橘の元を訪れて真実を聞かされる。湖賀は雛から「悪魔」と罵られ…。
- 第9話 「壊れかけた先生」
- ついに雛に真実を知られてしまった湖賀。唯一の希望であった雛を失ってしまったショックは想像以上に大きく、自分を見捨てないで欲しいと、もはや形振り構わず懇願する。雛は自分の湖賀への気持ちが一体何であったのか整理がつかず、頑なに拒絶してしまうのだった。
- 第10話 「よみがえる純愛」
- 全てを失った湖賀は、橘の別荘で穏やかに最期を迎えることを決意し、教師を辞して雛の前から姿を消す。自分が湖賀を深く愛していることを再認識した雛は、湖賀を追いかける。
- 最終話 「永遠の愛と死」
- 雛と共に東京に戻った湖賀は、藤村が悠次に刺されて死んだことを知り、次は自分の死ぬ番が来たと考えて、恐怖におびえる。そんな湖賀を懸命に支えようとする雛だったが、ふと目を離した隙に湖賀を見失ってしまう…。
[編集] 外部リンク
[編集] 映画版
1993年11月6日に公開。1993年放送のテレビドラマの好評をうけ、高校教師と女生徒との道ならぬ恋愛を映画化した。ヒロインの名が「繭」であるという点以外は、テレビドラマとのつながりはない。
ヒロイン柏木繭に抜擢された遠山景織子は、本作の演技が高く評価され、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞を始めとする主要な新人賞を総なめにした。
ロケ地は武蔵丘短期大学。
[編集] キャスト
| TBS 金曜ドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
十年愛
(1992.10.16 - 1992.12.25) |
高校教師(1993年版)
(1993.1.8 - 1993.3.19) |
わたしってブスだったの?
(1993.4.16 - 1993.7.2) |
| TBS FRIDAY DRAMA | ||
|
ママの遺伝子
(2002.10.11 - 2002.12.13) |
高校教師(2003年版)
(2003.1.10 - 2003.3.21) |
ブラックジャックによろしく
(2003.4.11 - 2003.6.20) |
|
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|---|---|
| 1980年代 1990年代前半 |
雨よりも優しく - 想い出にかわるまで - 誘惑 - 都会の森 - 男について - ふぞろいの林檎たちIII - それでも家を買いました - 結婚したい男たち - あしたがあるから - おとなの選択 - 愛はどうだ - ずっとあなたが好きだった - 十年愛 - 高校教師 (1993年版) - わたしってブスだったの? - 誰にも言えない - 徹底的に愛は… - いつも心に太陽を - 適齢期 - 人間・失格〜たとえばぼくが死んだら - 僕が彼女に、借金をした理由。 |
| 1990年代後半 | 揺れる想い - ジューン・ブライド - 愛していると言ってくれ - 未成年 - 愛とは決して後悔しないこと - 君と出逢ってから - 硝子のかけらたち - 協奏曲 - 君が人生の時 - ふぞろいの林檎たちIV - 最後の恋 - 青い鳥 - 聖者の行進 - めぐり逢い - ランデヴー - あきまへんで! - ケイゾク - 週末婚 - 独身生活 - 美しい人 |
| 2000年代前半 | 金曜日の恋人たちへ - QUIZ - Friends - 真夏のメリークリスマス - ストロベリー・オンザ・ショートケーキ - 昔の男 - 世界で一番熱い夏 - 恋を何年休んでますか - 木更津キャッツアイ - 夢のカリフォルニア - 愛なんていらねえよ、夏 - ママの遺伝子 - 高校教師 (2003年版) - ブラックジャックによろしく - Stand Up!! - ヤンキー母校に帰る - 奥さまは魔女 - ホームドラマ! - 世界の中心で、愛をさけぶ - 3年B組金八先生 (第7シリーズ) |
| 2000年代後半 | タイガー&ドラゴン - ドラゴン桜 - 花より男子 - 夜王 〜YAOH〜 - クロサギ - タイヨウのうた - セーラー服と機関銃 - 笑える恋はしたくない - 花より男子2(リターンズ) - 特急田中3号 - 山田太郎ものがたり - 歌姫 - エジソンの母 - Around40〜注文の多いオンナたち〜 - 魔王 - 流星の絆 |

