gedit

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
gedit
gedit 3.32でのシンタックスハイライティング
開発元 gedit 開発者
最新版
46.1[1] ウィキデータを編集 / 2023年8月1日 (8か月前)
最新評価版
43.alpha[2] ウィキデータを編集 / 2022年7月6日 (21か月前)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS macOSUnix系Windows
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 テキストエディタ
ライセンス GPL
公式サイト projects.gnome.org/gedit/
テンプレートを表示

gedit(ジーエディット)は、GNOMEデスクトップの標準テキストエディタ。通常のテキストエディタとしての機能に加え、複数のプログラミング言語に対応したハイライト表示、コードスニペットの追加といった、プログラム開発者向けの機能も有している。キー操作はWindows系ショートカットキーMicrosoft Windowsの操作に慣れたユーザーにも使いやすい。

特徴[編集]

Windows 10上で動作するgedit

geditはGtkSourceView[3]経由のシンタックスハイライティング機能をもっており、これはMediaWikiを含む複数のプログラミング言語マークアップ言語に対応している。geditはまた、GUIのタブを持っており、複数のファイルを同時に編集することができる。タブは、複数のウィンドウ間でユーザーによって任意に移動させることができる。また、GVfsを使ったリモートファイルの編集、完全なアンドゥとリドゥ、検索と置換などにも対応している。他のコード指向の機能としては、行番号の表示、ブラケットマッチング、行折り返し、現在の行のハイライト、自動インデント、自動ファイルバックアップなどが含まれる[4]

Valenciaは、geditのプラグインで、これを用いるとgeditをValaのための軽量なIDEとして用いることができる[5]

主な機能[編集]

アーキテクチャ[編集]

geditはGNOME Core Applicationsの一部であり、gedit 3は、GTK 3.0とGNOME 3.0のライブラリを利用している。GNOMEへの統合としては、GNOME Filesとの間でのドラッグとドロップの対応が含まれる。

2008年12月、geditのバイナリはmacOSMicrosoft Windowsで利用可能になった[8] 。最新のWindows 32bit向けのバイナリは2.30.1で、これは2014年にリリースされたものである[9]。しかしながら、64bit Windows向けのリリースはつづけられている[10]

ライセンス[編集]

geditはGNU General Public Licenseでリリースされている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "News in 46.1".
  2. ^ "News in 43.alpha"; 出版日: 2022年7月6日.
  3. ^ GtkSourceView home page
  4. ^ "gedit: a powerful, underrated text editor for everybody", Free Software Magazine Archived 2008-05-18 at the Wayback Machine. 15 February 2008
  5. ^ Valencia home page
  6. ^ Projects/gspell - GNOME Wiki!”. wiki.gnome.org. 2020年6月11日閲覧。
  7. ^ GtkSpell”. gtkspell.sourceforge.net. 2020年6月11日閲覧。
  8. ^ Club Silencio » Late Christmas gift for Windows users”. Blogs.gnome.org (2008年12月25日). 2009年3月13日閲覧。
  9. ^ ftp.gnome.org”. ftp.gnome.org. 2019年3月22日閲覧。
  10. ^ ftp.gnome.org”. ftp.gnome.org. 2019年3月22日閲覧。

外部リンク[編集]